2020.07.28(火)
・・・🥵💦🚿 🌞💨
なに? この暑さ...
屋上で作業していると5分で汗が滴り(したたり)落ちてきます...
氷🧊をクーラーボックスに入れて..準備してあります。
今日のテーマは<熱中症>
いつものごとく伝えたいこと・体験談が多くて
【長く】なるので数回に分けますね😆💧
2020.07.14(火)の夜と2020.07.28(火)に
JFAが主催してくれた熱中症セミナーをオンラインで受講したよ。
*1 ←JFAとは?
以前は救命士が主催してくれたのを受講したが..
スポーツ現場で起きうる熱中症での対策と処置がテーマだったので
『また違ったものが聞けるかな?』と思い
申し込んだ。
開催の可否(運営)
開催するのであれば保護者・チーム関係者との信頼関係が必要になってくるので
リスク管理は常に日頃から気にすべきでしょう。
リスクマネージメント
- 発症させないように何をしておくか
- 発症した場合の対処は?
⇧ 《簡潔にではなく🚫》
イメージしてやって欲しい
重要項目
●病院の場所(当日の救急病院)及び病院までの動線確認
・保険・共済などへの加入されているかの内容を確認(普段されてる?)
発症した場合結構バタつくものです🏃♂️💨
なぜバタつくか?
命にかかわるからだよ。
周りとの連携が重要になります。
発症を見かけたら《勇気を持って》
試合観戦に集中しすぎると、どうしてもピッチだけに目が行っちゃうと思う。
実はテント内・ベンチで控えている選手が最も危険であると思う。
ベンチで控えている選手に目を配るのは選手同士・アシスタントコーチがしっかり管理して欲しい。
テント内は保護者様に協力を得るしかない。状況にもよりますが。
まず発症を感じたら
まず1歩踏み出してください。
この一言
「ちょっと日陰で休もうか..?」
「冷たいお水飲もうか・・?」
「ツラそうだよ・・?」
「何が欲しい・・?」
この一言で気付かなかった周りの人が気にする様になりますね。
発症者は
視点が定まってないです。
言葉がままならず上手に喋れないという症状が起きます。
子供(選手達)は無理するもんです。
周りが出来ること・選手自身が出来ること
身体冷却をしてみよう
目的
✬運動前・中・高体温を防ぎます
✬組み合わせると効果大
☆前腕冷却・・と云って
1.両腕を冷たいと感じる程度の水でしばらく浸す。
よくスポーツ現場で見るのが
バケツ🧺に氷水🧊と洗車する大きいスポンジ🧽をセットで
置いてあります。
2.掌(てのひら)を冷やす。
これは体温の低下を早めることに効果があるとのこと。
(本来の首元・太もも・鼠径部を冷却よりも)とされている
3.複数の冷却部位を可能であれば勿論行ってほしい。
☆スラリー・・と云って
液状の中に固形物が混ざってる
市販でよく売っているゼリー?ペースト状みたいなの。
それを凍らせるのではなく
シャーベット状にしといて食べやすい様に
最近だとこういう物が売られてます
☆安静
1.風通しの良い日陰で休ませる
2.スパイク(シューズ)ソックスを脱がせて熱を逃がす
3.うちわで扇いであげて風をあてる
以上の対処だけで分刻みで冷却効果が得られる。
〔私の体験談〕
そういえば・・昨年の大人の試合で
運営の時に選手(30代)が熱中症にかかり
即対応に自分が行いました。
まずテント内で寝かすのも結構熱気があり
ツライと感じたので敷いてあるブルーシートに氷水をぶっかけベショベショの所に寝かしてその後、固く縛られたシューズの紐をほどき、スパイクを脱がし、匂う足に氷水を当て、首元(動脈ある)に氷を当て、
自分(その選手自身)の状況を話せるか・・
『ショーツの中(パンツの中)金〇に氷当てるか😁?』とか言って
冗談が通じるか。
色々対処しました。
1人の発症者に2・3人でやれたお陰で
ミルミル回復していきました。
大事を取って家族を呼んで病院へ行くようにしてもらいました。
多分、点滴うったのかな?
点滴打つとかなり回復しますね。
⇧ これも私の体験談(^^ゞ
点滴打つ代わりに口から入れる物って何かわかりますか??
経口補水液
このブログのために・・
ちょっとそれらしく撮ってみました😁👍
これは点滴と同様の成分がありますので
即効性があります。
食塩水の味がみなさん苦手😝😓らしいですが
ここポイント
『これが美味しく感じたら熱中症に近い症状?』の基準になるかも🙂
本当にツライ時はゴクゴク飲めるんです。
・・なので試合行く時や運営される時は必ず持参した方が良いです。
運動開始から発症までは?
3時間以内>2時間以内>4時間以上>1時間以内
この様な順でした。
気象条件にも左右されるが、
時間帯は【10時から11時】が最多
次に同等で【12時から14時】【14時から16時】
次に【16時から18時】
次に同等で【10時以前・18時以降】
運動開始から発症までの時間
(学校管理下の死亡事故)
※スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブックより
今年の熱中症発生リスク高い
では何故か..
コロナです。
本来は
5月・6月は、夏に向けて屋外で徐々に身体を慣らせて体力作りをしている期間
今年は自粛で《ほとんどしていません》
6月・7月でようやく少しずつ・・
今の子供達(選手達)の状況は
【身体の準備が整わないまま夏本番となる可能性】
に入ります。
暑熱順化されていない。
〔身体が熱さになれていない〕
大人も同様です
ついでに申し上げておくと
気象の変化は練習中に気付きにくい
のです。午前中は涼しく感じても昼前には5℃程気温が上昇しても、あまり違和感ないんだよ。
⇧ ここも危険ポイント
熱中症対策〔練習・試合での〕
対策例
【練習前】
- 朝の体調をチェック
- 食事をしっかりととる
- 練習までに適度な水分摂取を心がける
【練習直前】
- 体重を測る
- コップ1杯分くらいの冷たいドリンクをとる
- 腕を氷水につける
【練習中】
- 休憩を少し長めにとる
- 15分から20分おきにコップ1杯分くらいの水分をとる
- からだの表面を冷やす
【練習直後】
- 水分補給・栄養補給を行う
- 身体を冷やす
- 体重を測る
【就寝まで】
- 食事をしっかりと摂る
- 就寝までに水分を意識してとる
- 睡眠をしっかりとる(空調の利用等)
育成年代選手のための熱中症対策|JFA|公益財団法人日本サッカー協会
JFAフィジカルフィットネスプロジェクトでは、熱中症に関する知識や留意点、また熱中症対策における実践例をまとめた資料を作成しました。梅雨明けの時期を迎え、今後気温が急上昇することが予想されます。特に今年は、活動自粛期間が長期間にわたり、梅雨明けによる気温上昇への身体の適応状況が例年とは異なり、選手の熱中症のリスクが例年以上に高まっていると考えられます。夏場のトレーニングをより良いコンディションで行っていただくため、チーム活動の際にぜひご活用ください。
・・と書いてあるのでシェアさせてもらいます。
尿の色
選手自身がチェックできる
目安に大いに役立ちます
透明に近い
ちょっと色がある
黄色
やばめの黄色
茶色身がかってる 危険⚠
体重のチェック
練習前・練習直後の項目に
《体重を測る》ってありましたね。
目的は
身体の水分量が減少していないかの確認に繋がる
【体重維持】
1.毎朝、起きてすぐに体重を測る(排尿後)
前日に測った体重と比較すると良い。
体重の減少は【1.5%程度以内】に抑える
それ以下の場合は練習・試合開始前までに水分を多めにとっておく。
・・・です。
2.練習や試合の直後で体重を測る
練習後・試合後の体重を練習前・試合前の体重と比較する。
体重減少【2%以上】の場合には水分摂取を積極的にする。
例:体重40kgの場合
40kg×0.02(2%)=0.8kg
40kg-0.8kg=39.2kg
計算してみると...
子供や女性の方が危険度が高いのが分かりますね。
例えば私
68kg×0.02(2%)=1.36kg
68kg-1.36kg=66.64kg
2%・・という数字にとらわれ過ぎると
子供の変化を見落としてしまいます。
子供の2%は・・誤差に近い程の数字
当然低学年の体重だともっと小さい数字になりますね。怖いです😨
指導者の仲間達へ
この講習をたくさんの仲間達が受けられました。
都合が悪く受講出来なかった方もおられます。
・子供達(選手達)を上手くさせるのも大事
・精神的に強くさせるのも大事
・勝ちに拘り運動量あげるのも大事
・・ですが今年は昨年までと状況が違うことも理解して
練習メニュー・時間帯・所要時間を考えなければなりませんね。
その中で2つのキーワードがありまして
《計画的な水分補給》
《自由飲水》
この中の
《自由飲水》は是非ともやるべきですね。
我々が子供の時は
水も飲ませてもらえず水飲み場へ行けないので
足洗い場のチョロチョロ出る配管で
顔を洗うフリして水を飲んだりしました。
あの時と気温の上昇の仕方も違います。
31℃の校庭でヒーヒー🥵云ってましたね😂
もう我が県では現在は34℃が一定な状態です。
子供達(選手達は)無理してませんか?
私の所の選手達は張り切るので頑張ってしまい
「休憩終りましたぁ。水も飲みました」
という子もいるし
「水飲むと腹チャッポンになるのでいらない」
と云って練習して聞かない子もいます。
この腹チャッポンも結局は
【がぶ飲み】なんですよね。
1本のペットボトル・水筒(500ml)の場合だと
1口をクチに含みながらゆっくりと
15分~30分程度かけて飲むと良いと言ってました。
単純計算..
練習で5分休憩するのであれば
約3回で飲み切ってしまいます。
こう考えると500mlでは全然足りないですよね?
平常時なら【15℃から20℃】の飲み物
暑熱対策なら
【5℃から15℃】が効果あるとの回答
今回のセミナーで私も何点か
JFAの方へ質問をさせていただき回答をしてくれました。
後日、この質疑応答の内容を綴ります😀
分かっていたこともありましたが・・勉強になったこともあります。
では、これからも子供達の命は
我々が守っていきましょう!!
次回はコレ
子供が入れるくらいの大きなバケツ😊